3月30日、玄海原子力発電所3号機の2次系配管から微量の蒸気漏れがあり、現在、発電を停止し、丁寧な対応が行われていると報道されています。 電力会社の職員であれば、すぐに他社の情報が共有され、報道から得られる以上の情報が入手できますので、報道に違和感を感じることがあっても、他社の発表内容に違和感を感じることは、まずありません。 むしろ、他社の皆さんが、様々な苦労をしながら、情報提供を行っている姿勢に頭が下がる思い…
2017年度版「中小企業白書P462(中小企業から見た、多様な人材を活用するにあたっての課題)」によれば、もっとも回答割合の高いのが「管理職の意識改革」であり、42.3%となっています。 多くの中小企業において、「管理職の人材育成」が重要成功要因と認識されているにもかかわらず、いざ、それを実行しようとすると、なかなか上手く出来ていないものと推察されます。 そもそも中小企業は、我が国経済の活力の源泉であり、新たな…
先日、仕事で逗子(横須賀)に行きました。 逗子駅から訪問先までタクシーに乗車した際、タクシーの運転手さんは、すれ違うほぼすべてのタクシー間で簡単な挨拶を交わしていました。 会社が異なるのに、なぜ挨拶をするのか不思議に思い尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。 「逗子周辺には、各社のタクシーを合わせても100台程度しかないので、みんな顔見知りです。もちろん、余裕をもって周りに目を向けることで安全が向上するとい…
エネルギーフォーラム新書より、『原子力安全文化の実装(想定外を想定する)』を出版しました。 一番起きてほしくないことは必ず起きます。あとは、それがいつ起きるのかという問題です。十年後なのか千年後なのか、一万年後なのか…。起きる確率がどの程度かによって、今現在の対応が異なるだけです。 目次 第1章 安全文化を備える 第2章 マネジメントオブザベーション(MO) 第3章 コンプライアンス経営からエクセレンス経営へ …